秋・陸上記録会・外国語！

　先週の校長室だよりのタイトルの「人権蹂躙」（じんけんじゅうりん）と
いう言葉，口ではよく言いますが，漢字で書くことが少なく『何て読むの
か，わからなかった』という声をいただきました。難しい漢字には「読み
がな」を付けるよう，以後気をつけたいと思います。
　彼岸入りの頃（２１日）に日本列島の東海・関東あたりを縦断してい
った台風１５号。そのお蔭で一気に秋らしくなり，彼岸を過ぎた先週は
曼珠沙華（まんじゅしゃげ）＝通称，彼岸花がかれんに，そして，鮮や
かに咲いていました。田んぼの土手の緑色に赤色が美しく生えるこの
光景は，季節感を感じさせてくれるし，日本の農耕文化と田舎の自然
の純朴さの象徴として大切に保存していきたいものです。
　黄色や橙色に表面を染めてきた柿の実を眺めること。散歩の途中で
かすかに金木犀のいい香りを匂えることに秋を感じますし，同時に「好
季節到来！」と毎年思います。

　秋晴れが続いた９月２９日（木），鳴門のポカリスエットスタジアムで
第７回阿波市小学校陸上運動記録会（板野郡との合同開催）が行わ
れました。例年より２０日ほど早い実施です。（Ｈ２１年１０月１９日，
Ｈ２２年１０月１８日）スタジアムに入ってすぐにサッカーゴールが目に
つきました。前夜にヴォルティス徳島が１－０でロアッソ熊本を破り，
「Ｊ２」３位で「Ｊ１昇格」に向けて熱い戦いを繰り広げた新聞の写真が
頭に浮かんできました。ヴォルティス徳島の快進撃はとてもうれしい
話ですが，ポカリスエットスタジアムがヴォルティス徳島のホームグラ
ウンドとして，力を入れるようになれば，陸上運動記録会のためにス
タジアムを借りられる日が限定されて，今年でさえ早くて苦労したのに，
さらに記録会の日を設定する選択肢がなくなる可能性も出てきました。
　耐震化工事や修学旅行のため十分な練習ができなかったため，参
加者（１６名）も県陸出場者（１名＝女子走り高跳び，前浦静音さん）も
例年よりは少ない結果になりましたが，男女共４００mリレーでバトン
をつなぐこともできましたし，記録会出場者はこの経験をいろんな場
に生かしていって欲しいと思います。

　所で９月からＡＬＴの先生が変わりました。７月まではアメリカ合衆国
から来ていたジョン先生でしたが，新しい先生はオーストラリアから来
られた「ナオミ」という女性の先生です。オーストラリアでは高校で国語
（英語）の先生をしていたそうですが，日本の国に興味を持ち，高校の
教師という仕事を辞めて日本に来たそうです。思い切りがいい。
　また，夢を持って来られた穴吹町のＡＬＴの先生は，「自分が日本語
に対して抱いていた灼熱の恋に似たような感情や期待の気持ちを，子
どもたちが英語に対して持てるように英語の授業をしていきたい。その
ために興味深い指導方法を工夫していく。（料理や茶摘みでの英語教
育）また，意思伝達のスキルの力を身に付けるためにアドリブの能力を
培いたい。」と熱く語っています。英語力向上の参考になれば…………。