ウイルス感染の恐ろしさ！

　３学期が始まって２週目の１６日の月曜日，朝の最低気温は３℃ぐらい
でしたが，時折小雨を感じる，太陽が全く顔を出さない寒い１日となりまし
た。管楽発表会を２週間後にひかえ，昨年のこと（発表会の前日，インフ
ルエンザで６年学級閉鎖，出場を断念）を考えるとインフルエンザでの欠
席が気になります。１６日は５人の欠席者がいましたが，インフルエンザ
での欠席者はいませんでした。

　私の心の中に『今年は絶対，管楽発表会に参加するぞ！』という強い
気持ちがあり，子どもたちに風邪やインフルエンザに負けない元気な生
活を送ってもらいたく，１６日の朝会では「風邪は万病のもと」というテー
マで話をしました。
（１）風邪にかかったら，どうしたらよいか？
子どもたちに聞いてみました。「ゾウやライオンなどの動物は風邪を
ひくでしょう　　か？」，「ひく，ひかない」の子どもたちも意見は半々でした。
「動物は病気になる　　と，できるだけ体を暖かくしてじっと寝る，治るまで
じっと休むそうです。」
（２）風邪（病気）にかからないようにするには………？
　　①よく寝る。②好き嫌いせずバランスの良い食事をする。
　　③適当に運動する。
（３）特に，風邪にかからないようにするには………？
①　外から帰ったら，手洗い・うがいをすることです。《菌を洗い流し排除》
「のど」だけでなく，「鼻」も掃除しましょう。大変だけど「鼻うがい」って，
　　　したことありますか？花粉症の季節にも効果ありますよ。
②　疲れ過ぎないこと。③　夜更かしをしないこと。
④　ビタミンを多く含む栄養のある食物をとること。
という話をして，「風邪と言って，馬鹿にしてはいけません。」と締めくくりました。

　１７日（火）の新聞には１６日に県内１１の幼小中での学級閉鎖等の記事が
載っており，『こりゃー，要注意！』と思いながら，県の東部や南部が多く，内
心は『まだ心配ない』と思ってました。
　しかし，嵐は突然やって来ました。１８日の朝，職員室の電話は鳴りっぱなし
でした。ほとんどが「嘔吐下痢症」のような症状での欠席の連絡でした。
　１年０，２年６，３年１６，４年７，５年０，６年１１，計４０人欠席しました。早退者
も１年０，２年１，３年３，４年２，５年２，６年４，計１２人にのぼり，全校生徒の
約３０％の５２人がいないという状況になりました。４０人の欠席のうち６年生を
中心に１４人（２人疑い）がインフルエンザにかかってました。
　校医さんとの相談の結果，２０日（金）まで学校閉鎖を決めました。１９・２０日
の給食も止めていただけました。午後から保健所の方も来校し，いろんな事を
聞かれました。嘔吐下痢症の患者が出た場合はどうしても「食中毒」の観点か
らも調べるようです。
　私の朝会での話は全く意味がなかった気がしました。私も含めて保護者の皆
様，土・日出かけた時は，よそから菌をもらわないことにも気をつけましょう。