修学旅行２

　奈良公園を後にして，宿泊する大津市のアヤハ・レークサイド・ホテル
にバスは向かいました。毎年，久勝小学校が利用しているホテルです。
２年前に私自身も宿泊し，いいホテルだと思いました。名前の通り，道路
一本挟んですぐに琵琶湖の湖畔があり，美しい景色が広がっています。
建物は４階建てでこぢんまりしていて，部屋も６～７人が寝るのに丁度良
い広さです。正に修学旅行向きのホテルだと前も感じました。
　今回は「アヤハ」という名前を珍しいと感じ，興味を持ちましたので，名
前の由来を支配人さんに聞きました。すると「黒羽（くろは）・綾羽（あやは）」
という繊維関係の業界の言葉が由来していると教えてくれました。『なる
ほど！』と納得しました。
　夕食は「比叡」という琵琶湖畔に面した外の景色が見える側が「オール
ガラス張り」という贅沢な部屋で（逆を言えば道路から丸見えなんですが‥），
豪華なバイキングが２０品ぐらい並び，何を食べようかなと迷ってしまうほ
どでした。子どもたちは自分の好きな料理をお腹いっぱい，心ゆくまで味わ
い十分満足した様子でした。

　６時から夕食で７時から風呂なので，私自身は本日のメインイベントに備
え，夕食は腹七分目に抑えました。子どもたちはお腹いっぱいでもすぐ風
呂に入れるんですね。時間前に行こうとしたので，ストップをかけ，私の準
備ができるまで子どもを待たせました。
　なかよしの２人を誘って，子ども１５人といざ風呂へ！　出発式の時に結
構きつい感じで公衆浴場への入り方・マナーを言っていたにもかかわらず，
昨年少年自然の家へ一緒に行って風呂の入り方を指導？したにもかかわ
らず，「珍プレー好プレー？」が続出。
　①　部屋に小さいタオルを置いてくれているのに，持って来るのを忘れた
３人。
　②　バスタオルを腰に巻いて入ってこようとした３人。
　　（「テレビの宣伝と違うんぞ，何考えとんな，出た時，何でふくんだ」と一喝！）
③　かけ湯もしないで湯船に飛び込み，皆からひんしゅくを買った者。
④ そして，ほとんどの子が「カラスの行水」まともに頭と体を洗っていたの
　　は３人。２年前より入浴時間も平均して１０分は短い。意気込んだ割には
　　何とあっけない幕切れ。

　翌朝，琵琶湖畔を散歩。曇り空でしたが，美しい景色と朝の新鮮な空気を
満喫しました。前日から，台風の影響で天気が少し下り坂の予報で，朝食の
時にパラパラという感じで，ほんの少し雨が降り，ちょっと心配しましたが京
都方面は暑いくらいの晴れでした。
　２日目は金閣・映画村・海遊館と行きます。映画村の「お化け屋敷」に２年
前に来た時は，入らずに順番に入っていったグループが出てくるのを迎えて
ましたが，涙を流すほど泣いて出てくる女子が何人かいたので，『そんなに感
動するものなの！』という２年間温めた好奇心を満たすためと，教職生活最
後の記念に，ぜひ体験しようと決めてました。
　Ｙ兄弟と一緒に恐る恐る，薄暗い見えにくい部屋を進んでいきました。『これ
が噂のお化け屋敷か！う～～ん。』　貴重な体験を味わえた教職生活最後の
修学旅行でした。