阿波市教育講演会 [研修]
8月11日には土成歴史資料館で阿波市教育講演会がありました。
大阪樟蔭女子大学の菅正隆先生が講師で「今,問われる『伝える力』
とは?-外国語活動のめざすもの-」という講演の題で話をしてくだ
さいました。
今なぜ小学校で英語活動が必要なのかという根本のところを,教育
改善の第1のポイントである「言語力の育成」というところから掘り起
こして,田辺聖子さんや映画関係者の例をあげながらわかりやすく
話してくださいました。今の子どもたちは言語力が低下している。
小学校から学校家庭社会でその力を伸ばす必要がある。英語活動
もその一環をになっている。
また,教育には感性が大事だということ,英語の専門教育を受けて
こなかった小学校の先生方が発音が教えられないのは当たり前。
これまで無意味な覚え込みの英語教育を受け英語が苦手になって
しまった。今の中学生,高校生もただ受験に必要というだけで,現実
味のない練習ばかりさせられ,英語ぎらいの子が多い。特に小学校
の英語活動では,楽しく必要感のある活動を仕組む必要がある。
「伝える力」は言語だけはなく,身振り手振り表情も関係がある。
日本人はその力が弱い。これからはその部分の育成も大切。
これからの時代に必須とされる2つの力は,英語とコンピュータが
できる力である。世界では日本人の英語力は下から2番目。中国
や韓国はかなり上である。小中が連携してがんばってほしい。
2011-08-11 16:26
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